5.誰もがロボットに乗りたかった
 
折しも1980年代というのは、『ガンダム』ブームであった。 ガンダムのプラモデル(通称ガンプラ)を手に入れるために徹夜組が出来たり、並んでいた子供達が エスカレーターで将棋倒しになったりと、良くも悪くも社会的に有名なアニメだった。
アムロやシャアのようにモビルスーツ、つまりロボットに載って操縦したかった子供達は 多かったであろう。

Epusiron
イプシロン3
そんな夢を見せてくれたのは、『ブラックオニキス』で有名な BPS社から発売された『イプシロン3』(1985年7月)だ。

ロボット(ゲーム内ではバトルアーマーと呼ばれている)同士の戦闘シーンは、アクションゲーム 仕立てになっており、実際にコクピットに座って操縦している気になれた。

普通のRPGの様に敵と戦っていても、ロボットなので強くならない。基地を発見してそこで 新しい武器などを装備して、初めて攻撃力などが上がる。
もちろん、キャラクターの経験値が低いと、「まだお前には早いぜ坊や」ってな感じで、装備させて くれない。ロボットを強くするための理屈が、うまく合っていた点は好感が持てた。

blassty
ブラスティー
だが、ロボット物ということになると、スクウェア社から 発売された『ブラスティー』(1985年12月)の方が 有名だろう。『WILL』で一躍人気メーカーになったスクウェア社は、ガンダムを制作した会社である 日本サンライズ社と手を組み、SF調のRPGを制作した。

この時期、アニメといえばサンライズというくらい、サンライズ製のアニメは人気が高かかった。

そのサンライズ社がロボットの戦闘シーンのアニメーションを担当して作られた『ブラスティー』。 期待はとうぜん高まる。それにサンライズ社が制作したということは、自分が乗るのはガンダム!

イコール、自分はアムロ!!!

そういう気分に慣れるという事だ(逝い過ぎ)

「ごめんよララァ、僕には帰るところがあるんだ」

まで言っていたら、逝っています(逝)
このゲームのアニメーションの出来はさすが見事であり、パソコン上で動くロボットに歓喜した。 ただ、何度も同じアニメーションを見ていると”飽きる”というのが判ったのもこの頃だった(逝)

スクウェア社は、このアニメーションの経験を生かし、後に大ヒットゲームを作ることとなる。


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