2.女の子がいっぱい
 
最初は、ただ女の子を脱がしていけば満足できていたユーザーも、次第には飽きてくる。 ランダム性が強い野球拳や単純なパズルゲームでは、ゲーム性が低いために直ぐ飽きが来てしまうのだ。

Tenshi
天使たちの午後
そんなユーザーの要望に応えるかのように、現在のアダルトゲームの定義となるゲームが登場する。

ジャスト社から発売された『天使たちの午後』(1985年)は、 まさに現在発売されているアダルトAVGの原点と言えるだろう。パソコンでAVGがユーザーの人気を掴んでいたときに、 このゲームは発売された。

そしてアダルトゲームと言えばこのゲーム! と言われるまでの知名度を持つ事になった。 もちろん、画面は今のような美しさはなく、1画面を塗りつぶすのには時間が掛かった。コマンドは自分で入力し、 もしもゲームを制作したプログラマーの意に反したコマンドを入力すれば、受け付けてもらえない。

しかし、そんなことはどうでもよかったのである。
このゲームの目的は、学校のヒロインである久美子とオ・イ・タ★をすることなのだが、 そこに行くまでの過程で色々な女の子と火遊びできる。それだけで、



ウォーーーーーーーーー!(逝)



絵を描くのが遅いなんて、全然気になりませーん!

学園という舞台を用意し、現実味を帯びた環境でプレイでき、しかも登場してくる女の子たちは、ちゃんとした会話が出来る様に なっていた。(と言っても、そんなたいそうな会話が出来る訳は無いが。)

確かに光栄マイコンシステム社の『団地妻の誘惑』(1983年)や、 PSK社の『ロリータ2 下校チェイス』(1983年)、 またPSK社の『ALICE』(1984年)なども、当時としてはゲーム性があり、 女の子もそれなりに登場してくるのだが、どうもリアルティーに欠けていた。しかし、『天使たちの午後』は、 当時プレイしていた(だろう)プレイヤーたちと生活環境が似ており、またアニメや漫画には必ずいた”ヒロイン”と素晴らしい時間を過ごせる。 しかも入れ食い状態で色々な女の子達と接しられる。これを男のロマンと言わずに、何と言うのだろうか!(逝)

同じ事を繰り返し言うが、この時代は性に関する事柄というのが”清らか”だった。ある意味、タブー視されていた。
そんなに時代に自分がスンゴイ事を出来ちゃうのである。
願望が叶っちゃうのである。これはもう、 ダメでしょ?(逝)

『天使たちの午後』はシリーズ化され人気を得るのだが、後に問題を引き起こすゲームシリーズともなった。



余談
ジャスト社は、”声”にも注目しており、ある装置を付けると自社のゲームならば声が聞けた。今の音声付きゲームの走りでもある。
・・・聞いてみたかったなぁ(逝)

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